MMマクロ マアニュアル
MacroEx(char *macro);
外部マクロプログラムを実行します。
パラメータ:char *macro 実行する外部マクロプログラム名のポインタ
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:実行するマクロプログラムはMM95 の起動フォルダになければ
なりません。
例題:マクロプログラム zenhan.mac を実行します。
main()
{
MacroEx("zenhan.mac");
}
Beep();
ビープ音を出力します。
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
FPrint(char *fmt, arg1, ...);
C言語の標準関数 printf(); のように fmt のあとに可変個の引数を持つことが
でき fmt の制御のもとにその引数を変換しカーソル位置へその文字列を出力します。
文字列 fmt の中では % とその続きの文字列により変換書式を指定します。
文字列 fmt の中の % と対応する引数の数は合っている必要があります。
・文字列 fmt の中で使用できる書式指定の使用例
%d −− 10進数へ変換します。
%4d −− 4文字幅の10進数へ変換します。
変換文字が4文字に未たない場合はスペースが付加されます。
%04d −− 4文字幅の10進数へ変換します。
変換文字が4文字に未たない場合は0が付加されます。
%s −− 対応する変数より文字列を入力します。
%4s −− 対応する変数より文字列を4文字入力します。
パラメータ:char *fmt 書式指定を含む出力文字列
arg1,... 書式に対応した可変個の引数
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
例題:現在の日付をカーソル位置へ出力します。
main()
{
int y, m, d;
GetDate(&y, &m, &d); // 日付を得る
y = y - 1900;
FPrint("%02d/%02d/%02d",y, m, d); // 例:95/05/31
}
GetDate(int *y, int *m, int *d);
現在の日付を取得します。
パラメータ:int *y 年を得る変数のアドレス
int *m 月を得る変数のアドレス
int *d 日を得る変数のアドレス
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
GetWeek(int *week);
現在の曜日を取得します。
値は、0(日)− 6(土)でセットされます。
パラメータ:int *week 曜日を得る変数のアドレス
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
GetTime(int *h, int *m, int *s);
現在の時刻を取得します。
パラメータ:int *h 時を得る変数のアドレス
int *m 分を得る変数のアドレス
int *s 秒を得る変数のアドレス
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
KbHit();
いずれかのキーが押されたかを調べます。
戻り値:キーが押されていない場合は0を、押された場合はキーのコードを返します。
備考:
Open(char *fname);
新しいウインドウを開いて、ファイル fname をオープンして読み込みます。
fname が存在しない場合は新しく作成してオープンします。
fname を指定しないと何もオープンできません。
パラメータ:char *fname オープンするファイル名文字列
戻り値:fname が指定されていない場合は−1を、指定された場合は0を返します。
備考:
例題:新しいウインドウを開いて、ファイル READ.TXT をオープンします。
main()
{
Open("READ.TXT");
}
Save();
現在のファイル内容に変更が有れば、上書き保存します。
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
Close();
テキストウインドウを閉じます。テキストの内容に変更があっても保存しないで閉じますので、
Close(); 実行前に保存が必要な場合は閉じる前に保存(Save();)を行って下さい。
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
CloseAs();
テキストウインドウを閉じます。テキストの内容に変更があれば閉じる前に保存するかの
メッセージを表示して確認を行います。
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
Getline(char *line);
現在行(表示行)の内容を line へ取得します。
改行で終わっている行も改行は含まれません。
文字列 line の最後へはヌル文字('\0')が付加されます。
line は現在の表示行1行の長さより大きい配列エリアを確保して下さい。
1行の表示文字数の最大は250文字ですので禁則文字等も考慮して260文字確保しておけば万全です。
パラメータ:char *line 現在行の内容を受取るバッファ
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
例題:現在行(表示行)の内容を line へ取得します。
main()
{
char line[260];
Getline(line);
}
Getline2(char *line);
現在行(表示行)の内容を画面のイメージで line へ取得します。
つまりタブ文字が画面で占めている文字分のエリアに展開されて line へ取得されます。
したがってタブ文字がある場合も、カラム位置の文字を正確に得ることができます。
line[30-1] でその前にタブ文字があっても30カラム位置の文字を得ることができます。
改行で終わっている行も改行は含まれません。
文字列 line の最後へはヌル文字('\0')が付加されます。
line は現在の表示行1行の長さより大きい配列エリアを確保して下さい。
1行の表示文字数の最大は250文字ですので禁則文字等も考慮して260文字確保しておけば万全です。
パラメータ:char *line 現在行の内容を受取るバッファ
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
例題:現在行(表示行)の内容を line へ取得します。
main()
{
char line[260];
Getline2(line);
}
GetFileName(char *fname);
現在編集中のファイル名をドライブ名、フォルダ名を含むフルパスで fname へ取得します。
ファイル名は最大256文字(最後のヌル文字まで含んで)になりますので fname のエリアは256文字は確保されておいて下さい。
パラメータ:char *fname ファイル名を受取るバッファ
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
例題:現在編集中のファイル名を fname へ取得します。
main()
{
char fname[256];
GetFileName(fname);
}
WinExec(char *fname);
外部のアプリケーションソフトを起動します。
パラメーターを渡す場合は起動するファイル名の後に半角スペースで区切って書いて下さい。
パラメータ:char *fname 起動するファイル名
戻り値:起動に成功した場合は0以外の値を返します。
備考:
例題:MmSetup.exe をパラメータとして現在編集中のファイル名を渡して起動します
main()
{
char s[500], fname[256];
GetFileName(fname);
Strcpy(s, "MmSetup.exe ");
Strcat(s, fname);
WinExec(s);
}
Message(char *message);
メッセージを表示します。
パラメータ:char *message 表示するメッセージ文字列
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
例題:メッセージを表示します。
main()
{
message("MmSetup.exe を起動します。");
}
Menu(char **tbl, int count);
tbl に設定されたメニュー項目を、count 個としてメニューを表示します。
count 個分 tbl へはメニュー項目が設定されていなければなりません。
メニューの途中にセパレータを入れたい場合は、その項目へは文字の全くない文字列
(NULL文字列)を設定して下さい。
パラメータ:char **tbl メニュー項目をセットしたテーブルのアドレス
int count メニュー項目の数
戻り値:先頭の項目を0とした選択された項目の位置が返ります。
セパレータは項目ではないので位置はありません。
[ESC]キーが押された場合は−1が返ります。
備考:
例題:メニューを表示して対応する外部のマクロを起動します。
この例では s[2] はセパレータです。
main()
{
char *s[4];
s[0] = "外部マクロ Test1.mac を起動します";
s[1] = "外部マクロ Test2.mac を起動します";
s[2] = "";
s[3] = "外部マクロ Test3.mac を起動します";
Menu(s, 4);
if(Result == 0)
MacroExec("Test1.mac");
else if(Result == 1)
MacroExec("Test2.mac");
if(Result == 2)
MacroExec("Test3.mac");
}
GetKeyState(int key);
指定したキーボードのキー key が押されているかどうかを調べます。
SHIFTキーの場合は 0x10 CRTLキーの場合は 0x11 CAPSLOCKキーの場合は 0x14 を指定して下さい。
その他のキーについては Windows API GetKeyState() と仕様は同じですのでマニュアルにて
キーコードを調べて指定して下さい。
パラメータ:int key 押されているかどうか調べるキー
戻り値:キーが押されている場合は1、押されていない場合は0が返ります。
備考:
例題:SHIFTキーが押されているか調べています。
main()
{
GetKeyState(0x10);
}
Strcpy(char *dest, char *src);
文字列 src を dest へコピーします。
文字列 src は dest をコピーできるだけのエリアを確保しておいて下さい。
パラメータ:char *dest コピー先の文字列
char *src コピー元の文字列
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
例題:
例題:MmSetup.exe をパラメータとして現在編集中のファイル名を渡して起動します
{
char s[500], fname[256];
GetFileName(fname);
Strcpy(s, "MmSetup.exe ");
Strcat(s, fname);
WinExec(s);
}
Strcat(char *dest, char *src);
src を dest の最後へ追加します。
dest は src を追加してできあがる文字列を格納出来るだけ十分なエリアが必要です。
パラメータ:char *dest 追加先の文字列
char *src 追加元の文字列
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
例題:MmSetup.exe をパラメータとして現在編集中のファイル名を渡して起動します
{
char s[500], fname[256];
GetFileName(fname);
Strcpy(s, "MmSetup.exe ");
Strcat(s, fname);
WinExec(s);
}
Strcmp(char *s1, char *s2);
文字列 s1 と s2 の中の各文字を大文字と小文字を区別して比較します。比較は
各文字列の最初の文字から始めて、対応する文字に異なるものが見つかるか、または
文字列の最後に達するまで続けます。
パラメータ:char *s1, char *s2
戻り値:文字列が同じ場合は0、s1 が s2 より小さい場合は負の値、s1 が s2 より大きい場合は正の値
備考:
例題:編集中のテキストが合致なら MmSetup.exe を起動します。
main()
{
char fname[256];
GetFileName(fname);
Strcmp(fname, "d:\myapp\test.doc");
if(Result == 0)
WinExec("MmSetup.exe");
}
Strcmpi(char *s1, char *s2);
Strcmpi は Strcmp と同じ動作をしますが比較するときに大文字と
小文字の区別をしません。
パラメータ:char *s1, char *s2
戻り値:文字列が同じ場合は0、s1 が s2 より小さい場合は負の値、s1 が s2 より大きい場合は正の値
備考:
例題:編集中のテキストが合致(大文字と小文字の区別をしない)なら MmSetup.exe を起動します。
main()
{
char fname[256];
GetFileName(fname);
Strcmpi(fname, "d:\myapp\test.doc");
if(Result == 0)
WinExec("MmSetup.exe");
}
Strlen(char *str);
文字列 src の長さを調べます。
長さは文字列の終わりのヌル文字を除いた長さです。
パラメータ:char *str 長さを調べる文字列
戻り値:文字列 src の長さを返します。
備考:
例題:編集中のファイル名の長さを調べます。
main()
{
char fname[256];
GetFileName(fname);
Strlen(fname);
}
Atoi(char *str);
文字列 str を整数に変換します。
パラメータ:char *str 変換する文字列
戻り値:文字列 str の整数値を返します。
備考:
例題:文字列 "250" を整数値へ変換します。結果は システム変数 Result へ 250 が返ります。
main()
{
char s[20];
Strcpy(s, "250");
Atoi(s);
}
Itoa(int value, char *str);
整数 value をヌル文字で終了する文字列に変換して、結果を str へ
格納します。
パラメータ:int value, char *str
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
例題:整数値 250 を文字列へ変換します。結果は s[] へ "250" がセットされます。
main()
{
char s[20];
Itoa(250, s);
}
Memset(char *s, int c, int n);
s が指す配列の先頭から n バイトに文字 c をセットします。
パラメータ:char *s,int c,int n
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
例題:s が指す配列の先頭から 20バイトを 0 で埋めます。
main()
{
char s[20];
Memset(s, 0, 20);
}
Strstr(char *s1, char *s2);
文字列 s1 内に文字列 s2 が最初に現れる位置を返します。
パラメータ:char *s1, char *s2
戻り値:s1 の先頭位置を0とした値で見つかった位置を返します。
見つからない場合は −1 を返します。
備考:
例題:s 内に "95" の現れる位置を探します。結果は システム変数 Result へ 12 が返ります。
main()
{
char *s;
s = "MMエディタ95";
Strstr(s, "95");
}
GetCurDirectory(char *dir);
カレントディレクトリを文字列 dir へ取得します。
パラメータ:char *dir
戻り値:dir へ取得した文字数。
備考:
dir のエリアは256文字以上確保して下さい。
例題:カレントディレクトリを配列 dir[] へ取得します。
main()
{
char dir[256];
GetCurDirectory(dir);
}
LoadLibrary(char *fname);
fname で指定したDLLをロードします。
パラメータ:char *fname
戻り値:ロード成功の場合ハンドル番号が返ります。失敗の場合は −1 が返ります。
備考:
例題:DLL Menubar.DLL をロードします。
main()
{
LoadLibrary("Menubar.DLL");
}
FreeLibrary(int handle);
handle で指定したDLLをメモリから開放します。
パラメータ:int handle 開放するDLLのハンドル番号
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
例題:ハンドル番号 handle のDLLを開放します。
main()
{
int handle;
LoadLibrary("Menubar.DLL");
handle = Result
...........................
...........................
LoadLibrary(handle);
}
SetWindowText(char *text);
文字列 text をウインドウのキャプションへ表示します。
パラメータ:char *text
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
例題:編集中のファイル名を取得してキャプションへ表示します。
main()
{
char fname[256];
GetFileName(fname);
SetWindowText(fname);
}
GetWindowText(char *text);
ウインドウのキャプションへ表示されている内容を文字列 text へ取得します。
パラメータ:char *text
戻り値:text へ取得した文字数。
備考:
text のエリアは256文字以上確保して下さい。
例題:キャプションに表示されている内容を取得してカーソル位置へ書き込みます。
main()
{
char fname[256];
GetWindowText(fname);
PutStr(fname);
}
LOpen(char *fname, int mode);
データの読み書きのためにファイル fname をオープンします。
ファイル内のデータを読み書きするために LRead(); や LWrite(); を
使う前に呼び出します。
パラメータ:char *fname オープンするファイル名文字列
int mode ファイルへのアクセス方法
0 読み出し専用にファイルをオープン
1 書き込み専用にファイルをオープン
2 読み書き用にファイルをオープン
戻り値:オープン出来た場合はファイルハンドル番号、失敗の場合は −1 を返します。
備考:
例題:ファイル test.txt をオープンしてファイルの内容を読み込みすべて表示します。
main()
{
int handle;
char buf[300];
LOpen("test.txt", 0); // ファイルをオープンする
if(Result == -1)
return;
handle = Result;
while(1);
{
KbHit();
if(Result == 0x1b) // [ESC]が押されたら中断
break;
Memset(buf, 0, 256); // 読み込みバッファクリアー
LRead(handle, buf, 255); // 最大255バイト読み込み
if(Result == -1)
break;
PutStr(buf); // データを画面へ表示
if(Result < 255) // 255バイト以下の読み込みなら最後のデータ
break;
}
LClose(handle); // ファイルを閉じる
}
LCreat(char *fname);
読み出し書き込み可能な通常のディスクファイルを新たに作成します。
指定されたファイル fname が存在しない場合は新たにファイルを作成し、
すでに存在する場合はそのファイルをオープンしてサイズを0バイトにします。
パラメータ:char *fname オープンするファイル名文字列
戻り値:作成出来た場合はファイルハンドル番号、失敗の場合は −1 を返します。
備考:
例題:概存のファイル test.txt をオープンして 新しく作成した newtext.txt ファイルへ
ファイルの内容をすべてコピーしています。
main()
{
int handle, nhandle;
char buf[300];
LOpen("test.txt", 0); // コピー元のファイルをオープン
if(Result == -1)
return;
handle = Result;
LCreat("newtext.txt"); // コピー先のファイルを新しく作成
if(Result == -1)
{
LClose(handle);
return;
}
nhandle = Result;
while(1)
{
KbHit();
if(Result == 0x1b) // [ESC]が押されたら中断
break;
LRead(handle, buf, 256); // 最大256バイト読み込み
if(Result <= 0) // データエンドかエラー
break;
LWrite(nhandle, buf, Result); // 読み込んだバイトを書き込み
if(Result < 256) // 256バイト以下の読み込みなら最後のデータ
break;
}
LClose(handle); // ファイルを閉じる
LClose(nhandle); // ファイルを閉じる
}
LSeek(int handle, int offset, int org);
ディスクファイル内の別の位置へファイルポインタを移動します。
あらかじめ LCreat();、LOpen();のいづれかでオープンしておいた
ファイルポインタの位置を変更します。
ファイルポインタは LRead(); や LWrite(); で処理を開始する位置を
示します。
パラメータ:int handle 対象とするファイルのハンドル番号
int offset ポインタの移動バイト数
int org ポインタの移動方向
0 ファイルポインタをファイルの先頭から offset バイト移動する
offset と org の両方を0にすると、ポインタはファイルの先頭へ移動する
1 ファイルポインタをファイルの現在位置から offset バイト移動する
2 ファイルポインタをファイルの終わりから offset バイト移動する
戻り値:ファイルの先頭からファイルポインタまでのオフセット。
備考:
例題:
main()
{
LSeek(handle, 0, 0); // ファイルポインタをファイルの先頭へ移動します。
LSeek(handle, 10, 1); // ファイルポインタを現在位置から10バイト後ろへ移動します。
LSeek(handle, 0, 2); // ファイルポインタをファイルの終端へ移動します。
}
LClose(int handle);
ディスクファイルをクローズします。
LCreat();、LOpen();のいづれかでオープンしたディスクファイルを
クローズします。
クローズするとすぐにファイルハンドル番号は無効となります。
クローズされたファイルは再オープンされるまで読み書き出来ません。
パラメータ:int handle クローズするファイルのハンドル番号
戻り値:ファイルがクローズされた場合は 0、エラーの場合は -1 を返します。
備考:
ファイルを作成したりオープンした後は、必ずクローズしなければなりません。
ファイルをオープンしたまま終了した場合、そのファイルでのデータの書き込みが
反映されていなかったり最悪の場合ファイルの内容が壊れることもあります。
例題:LOpen();, LCreat(); の例をご覧ください。
LRead(int handle, char *buf, int bytes);
ファイルポインタの現在位置から開始して、ディスクファイルからデータを読み出します。
最初にファイルをオープンしたときは、ファイルポインタはファイルの先頭に設定されています。
LRead(); を使いデータを読み出すに従いポインタは読み取ったバイト数だけ移動します。
ポインタのファイル内の位置は、LSeek(); で変更出来ます。
パラメータ:int handle 対象とするファイルのハンドル番号
char *buf データを読み込むバッファ
バッファのサイズは少なくとも bytes 必要です
int bytes 読み出すバイト数
戻り値:ファイルから実際に読み取ったバイト数。エラーの場合は −1 を返します。
備考:
例題:LOpen();,LCreat(); の例をご覧ください。
LWrite(int handle, char *buf, int bytes);
ファイルポインタの現在位置から開始して、ディスクファイルへデータを書き込みます。
最初にファイルをオープンしたときは、ファイルポインタはファイルの先頭に設定されています。
LWrite(); を使いデータを書き込むに従いポインタは書き込んだバイト数だけファイルの
終わりへ移動します。
ポインタのファイル内の位置は、LSeek(); で変更出来ます。
パラメータ:int handle 対象とするファイルのハンドル番号
char *buf データを書き込むバッファ
バッファのサイズは少なくとも bytes 必要です
int bytes 書き込むバイト数
戻り値:ファイルへ実際に書き込んだバイト数。エラーの場合は −1 を返します。
備考:
例題:LCreat(); の例をご覧ください。
DeleteFile(char *fname);
指定したファイル fname を削除します。
パラメータ:char *fname 削除するファイル名文字列
戻り値:削除出来た場合は 0 以外の値、失敗の場合は 0 を返します。
備考:
例題:カレントディレクトリに存在するファイル test.txt を削除します。
main()
{
DeleteFile("test.txt"); // ファイル test.txt を削除
}
GetRegiStr(char *entry, char *keyname, char *str, int size);
レジストリよりMM95 関連の文字列のデータを読み込みます。
entry, keyname に読み出したいエントリー名、キー名を指定して str へ
最大 size バイトのデータを読み込みます。
該当するキー名が存在しない場合には str へはヌル文字列がセットされます。
プログラミングに必要と思われるMM95 の状態は各システム変数で参照出来ますので、
この関数を使う必要はほとんどないと思います。
パラメータ:char *entry, char *keyname, char *str, int size
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
データを読み込む str は size バイトのエリアを確保しておく必要があります。
例題:エントリー名 Kankyou、キー名 BackupDir の文字列データを取得してその内容を現カーソル位置へ表示します。
main()
{
char buf[300];
GetRegiStr("Kankyou", "BackupDir", buf, 256);
PutStr(buf);
}
GetRegiInt(char *entry, char *keyname, int def);
レジストリよりMM95 関連の整数値のデータを読み込みます
entry, keyname に読み出したいエントリー名、キー名を指定してください。
def には一致するキー名が見つからなかったときに返される値を指定してください。
プログラミングに必要と思われるMMの状態は各システム変数で参照出来ますので、
この関数を使う必要はほとんどないと思います。
パラメータ:char *entry, char *keyname, int def
戻り値:該当するキー名の整数値、該当するキー名が存在しない場合には def にセットした値が返ります。
備考:
例題:エントリー名 Show、キー名 AIndent の整数値を取得します。
main()
{
GetRegiInt("Show", "AIndent", 0);
}
SetWindowCascade();
ウインドウをカスケード形式で表示します。
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
SetWindowVTile();
ウインドウを縦タイル形式で表示します。
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
SetWindowHTile();
ウインドウを横タイル形式で表示します。
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
NextWindow();
アクティブなウインドウを次のウインドウへ移動します。
次のウインドウとは現在アクティブなウインドウの一つ下のウインドウです。
現在アクティブなウインドウは一番下へ移動します。
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
Strncpy(char *dest, char *src, int maxlen);
最大 maxlen 個の文字を src から dest へコピーします。
長すぎれば切り捨て、短すぎれば dest にヌル文字を付け加えます。
src の長さが maxlen と同じかそれ以上の場合には dest の終わりには
ヌル文字はつけられません。
パラメータ:char *dest コピー先の文字列
char *src コピー元の文字列
int maxlen コピーする最大文字数
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
dest は maxlen のエリアを確保しておいて下さい。
例題:
例題:キャプションに表示されている文字列を最大20バイト取得してカーソル位置へ表示します。
main()
{
char s[21], fname[256];
GetWindowText(fname);
Strncpy(s, fname, 20);
s[20] = 0;
PutStr(s);
}
GetVersion();
MMエディタのバージョンNo.を取得します。
バージョン 2.00の場合は200、2.30の場合は230、2.45の場合は
245 等と3桁の整数値を RESULT へ返します。
戻り値:バージョンNo.が3桁の整数値として RESULT へ返ります。
備考:
InKeyChar();
制御文字(20H以下の文字)を含む文字の入力を、入力があるまで待って受け取ります。
MMエディタ95 のすべてのウインドウのキーコマンド入力が対象です。
戻り値:・半角文字入力の場合
上位バイトは0、下位バイトへ文字コード
・全角文字入力の場合
シフトJISコード
備考:この関数はキーボード待ちの状態をつくりMMエディタ95 へのキーボード入力を
フック(横取り)して文字、又はキーコマンドの入力をします。
この関数でキーボード待ちの状態にあるときは、他のテキストウインドウを
アクティブにしてそこでキーボード入力をしてもこの関数がキーボード入力
を横取りしますのでご注意下さい。
例題:[ESC]キーが押されるまでキーを入力し続けて何らかの処理を行います。
main()
{
while(1)
{
InKeyChar();
if(Result == 0x1b) // [ESC]の入力
return;
else
InMoji(); // この関数で何らかの処理を行います。
}
}
SetCurDirectory(char *dir);
カレントディレクトリを文字列 dir へ変更します。
文字列にドライブ名を含めることはできません。
パラメータ:char *dir
戻り値:成功した場合は RESULT へ0が、失敗の場合はそれ以外の数値が返ります。
備考:
例題:カレントディレクトリを \MYDIR\WORD へ変更します。
main()
{
SetCurDirectory("\\MYDIR\\WORD");
}
SetIMEStatus(int sw);
IMEのON、OFFの状態をセットします。
sw が1であればIMEをON、sw が0であればIMEをOFFにします。
パラメータ:int sw
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
SetOpenFType(int sw);
ファイルを開くで使用するダイアログのタイプをセットします。
sw が0であればビュアー付きのダイアログを
1であれば95標準のダイアログをセットします。
パラメータ:int sw
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
LoadSdFile(char *fname);
表示設定書式ファイル fname を読込みます。
読込みに成功すると表示設定の内容は読み込んだ書式の内容に変更され画面も
新しい設定内容で更新されます。
パラメータ:char *fname
戻り値:読込みに成功した場合は RESULT へ0以外の値を返します。
備考:
例題:カレントディレクトリの表示設定書式ファイル MMDOS.DS1 を読込みます。
main()
LoadSdFile("MMDOS.DS1");
}
LoadPrFile(vhar *fname);
表示設定書式ファイル fname を読込みます。
読込みに成功すると現在の印刷書式を読み込んだ書式へ変更します。
パラメータ:char *fname
戻り値:読込みに成功した場合は RESULT へ0以外の値を返します。
備考:
例題:カレントディレクトリの印刷書式ファイル A4TXT.PR1 を読込みます。
main()
{
LoadPrfile("A4TXT.PR1");
}
MaxWindow();
テキストウインドウを最大化して表示します。
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
MinWindow();
テキストウインドウを最小化して表示します。
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考:
RestWindow();
テキストウインドウが、最大化または最大化して表示去れている場合、元の大きさへ戻します。
戻り値:この関数に戻り値はありません。
備考: